カマグラ kamagra について

バイアグラと有効成分が同じである「カマグラ」は、日本の正規品以外で比較的安く入手できるED治療薬として最も知られているもののうちの一つです。

バイアグラの特許が2014年に切れる前から、カマグラはバイアグラのジェネリック薬としてインターネット上などで出回っていました。これはインドが途上国の薬供給や自国の産業育成のため、独自の政策ととっていたためです。*インド特有の特許制度

いろいろな形態のカマグラ

カマグラ（KAMAGRA）はもともとアジャンタ・ファーマ社（Ajanta Pharma Limited）から発売されました。この会社はインドを本拠地として、米国やフィリピンなどにも拠点を置く多国籍企業です。一般的な錠剤のほかに、ゼリー状などさまざな形状の薬剤が揃っています。

また、レビトラ（バルデナフィル）のジェネリックとしてバリフ（Valif）、シアリス（タダラフィル）のジェネリックとしてタダリス（Tadalis）なども販売を行っています。

カマグラ ゴールド Kamagra Gold
	水で服用する一般的な形状の錠剤。
カマグラ ゼリー Kamagra jelly
	ゼリー状の薬剤。7種類のフレーバーがある。
カマグラ チュアブル Kamagra chewable
	水なしで使える錠剤。4種類のフレーバがある。
カマグラ発泡錠 Kamagra effervescent
	水に溶かしてジュース状にして服用する。
カマグラ POLO Kamagra polo
	水なしで使えるトローチ状の錠剤。
カマグラ スーパー Kamagra super
	早漏防止と勃起不全の両方に効能がある。

*各画像はイメージです。

日本では「未承認薬」のカマグラ

バイアグラが国際的な特許が切れる前から海外で製造されているものであるため、日本国内では厚生労働省による承認薬の扱いを受けません。カマグラにはいろいろな味や形状があり一見「たのしそう」に思われるかもしれません。

「未承認薬」カマグラを手に入れるには？

カマグラを手に入れるにはインターネットを利用した個人輸入代行業者を使うのが一般的です。仮に、インドなど国外の製薬会社が製造する正規品が届いて、正しい用法で使用すれば問題はなさそうです。ただし「ネット通販」で薬を入手することは、健康面はもちろん、セキュリティ面でのリスクを孕んでます。

	バイアグラ	カマグラ
有効成分	シルデナフィル	シルデナフィル
製造会社	ヴィアトリス	アジャンタ・ファーマ
製造国	日本	インドほか
入手方法	医師からの処方	個人輸入（代行）
入手まで	即時~数日	概ね10~2週間
厚労省の承認	厚生労働省承認	国内未承認
偽造薬の可能性	医療機関の場合”0”	可能性は非常に高い
*補償の適用	適正使用の場合可能	受けられない

*補償とは「医薬品副作用被害救済制度（PMDA）」を指します

「未承認薬」を個人輸入するリスク

ネット通販の顔をした個人輸入代行業者は、使用者に何が起こっても一切の責任は負いません。あくまで輸入業務の代行をしているだけだからです。（各サイトにも小さく明記してります）。受取りに関するトラブル、決済にあたって個人情報の扱いに関する問題、何より身体に被害があったとしても誰のせいにもできません。（通常は受けられる医薬品副作用被害救済制度（PMDA）の対象にもなりません）。

ネット通販でカマグラを使うことは、自分自身の力だけで業者の良しあしを見極め、薬の出所と安全性を確認する必要があるということです。しかしこれらを正確に判断できる一般的な使用者は果たしているでしょうか？

国内正規品のバイアグラの処方

バイアグラは1999年に日本で承認・発売されてからずっと使われ続け、信頼性のある薬です。また、2014年にその特許が満了してからは、より手に入りやすい価格でジェネリック薬（シルデナフィル）が複数の製薬会社から発売されています。

薬品名		用量
バイアグラ(ヴィアトリス)		50mg
		25mg
バイアグラOD(ヴィアトリス)		50mg *口内溶解ﾌｨﾙﾑ
		25mg *口内溶解ﾌｨﾙﾑ
シルデナフィル(シオノch)		50mg
		25mg
シルデナフィル(富士化学）		50mg
		25mg
シルデナフィル(東和薬品）		50mg *口内溶解錠
		50mg  ｺｰﾋｰ･ﾚﾓﾝ味

バイアグラ ほかED治療薬のオンライン処方

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